東京都内で昨年1年間に起きたオートバイの死亡事故で、死者の7割を40~60歳代の中高年ライダーが占めたことが警視庁のまとめでわかった。若い頃にオートバイに乗っていた人が運転を再開する「リターンライダー」の増加が背景にあるとみられるという。
警視庁によると、昨年のオートバイ事故による死者は前年比5人増の40人だった。このうち、40~60歳代が28人に上ったといい、特に長距離を走る観光やツーリング中の事故が目立っている。自動車メーカーでつくる「日本自動車工業会」(港区)が2021年に行った調査では、原付きバイクやオートバイの購入者の平均年齢は54・2歳で、11年の調査(49・9歳)より高年齢化が進んでいる。時間や金銭に余裕ができたことで、再びオートバイに乗ろうとする中高年が増えていると考えられることから、日本自動車連盟(JAF)は「若い頃より体力や能力が衰えていることもある」として「自分の技量を考慮して安全走行を心がけてほしい」と呼びかけている。(引用元:読売新聞オンライン)
オートバイ事故が起こった際、ライダーは直接衝撃を受けてしまうことから死に直結してしまう。警視庁では白バイ隊員がエアバッグベストを着用している。
警視庁の白バイ隊員はダイネーゼ社のエアバッグベストを着ているらしい
事故の被害を最小限に抑え、永くバイクライフを楽しめるようにエアバッグベストの着用という選択肢は”お金に余裕のある”リターンライダーの特権なのではないだろうか。